インプラント治療を行う前の注意点
インプラントは入れ歯などに比べればメンテナンスも劇的に少なくて、ストレスも感じずにすむものですが、かといって敵無しというわけではありません。
インプラントの治療を受ける前に知っておくべきこともいくつかあります。
まず、インプラントで最も気をつけたいのは歯周病です。
インプラントの素材はチタンか、またはチタン合金が用いられています。
チタンは身体の組織と馴染みやすくアレルギー反応も出にくいため、デンタルだけでなく、身体の様々な箇所の治療に利用されることの多い金属です。
インプラントでも、一度顎の骨と結合できればほぼ永久にそのまま利用することができます。
しかしこのチタン製のインプラントの周辺の歯肉に炎症が起こってしまうと、インプラントの埋まっている骨のほうに悪影響が及ぶことがあるのです。
インプラント治療に失敗しないためには、まず、口の中を清潔に保った状態で治療を開始する必要があるというのはこのためなのです。
歯周病に対するお口の中の状態を把握するため、インプラント治療の前にはいくつかの検査を行います。
口腔内の細菌の種類や数を見るためのテストはサリバテストといいます。
また歯周病の病原菌の住みかとなる歯周ポケットの状態も調べます。
通常は誰でも1ミリから3ミリ程度の歯周ポケットがあるものですが、4ミリ以上の深いポケットがある場合には歯周病になりやすい、またはすでに歯周病になっているとして、インプラント治療の前にその治療から始めなければならないこともあります。
また、インプラント治療は、歯肉を削いだり、骨を削ったりという外科的な手術を行うものです。
そのため、持病がある場合や体調に不安がある場合などはかかりつけの担当医に相談しておくことは重要です。
そしてもちろん、インプラント治療を行う歯科医師にも持病や体調について必ず伝えておく必要があります。
また、他の治療のために服用している薬があればそれについてもあらかじめ伝えておく必要があります。
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